随想

掃除
朝の日課の一つに自宅周辺のゴミ掃除を始めて暫く経つ。
雨の日と二日酔いで頭ガンガンの日を除いてほぼ毎朝のルーティーンになってきた。
鯨が丘商店街:東一丁目の班内10軒程度の軒下や道路のたばこの吸い殻、犬のふんを片づける。僅か5分の作業だがこれをしないと気分がすっきりしない。自分自身の精神衛生上の自己満足でしているようなものだが、もし仮に、日本中で半分の人が「向こう三軒両隣お掃除運動」を実行したらどんなにか我が街が奇麗になることだろう。
最後の仕事
マックスバリュー マックスバリュー入り口右の健康相談室「クスリのかわまた」の店舗設計は東京在住の著名な店舗コンサルタント:川上嘉則氏に依頼して実施した。
過去に数百軒の店舗を手がけただけあってなかなかセンスの良い店が出来た。ガンに侵されて入退院を繰り返しておられたが、開店前日の5:25日には奥さんの運転で駆けつけて下さり点滴を受けながら陳列や開店飾り付けの手際良い指示をしてくれた。ガリガリに痩せられても意識感覚だけは見事なほど的確。一つのことに夢中になり精通すると人はみなあんなに鋭い想像力と判断力を持つ事ができるのだろうか。
大した方だと感動、是非1日でも長生きされて混迷期の薬局薬店に適切なアドバイスをして欲しい、と思った。帰りがけ、先生は「最後の仕事に良い店が出来て良かった」とおっしゃられて、私は東京へ向かう車にいつまでも頭を下げていた。
開店1ヶ月目の6:25日、先生が黄泉の国へ旅立たれたとのファックスが入った。
先生の創られた器に美味なる料理を盛ることが私に出来るご冥福 の祈り方と思う。(1998:6:30)

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川又 慎
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